増える飲食店でのカラオケ利用
今の時代、カラオケといえばカラオケボックスで楽しむもの、と思っている人がほとんどかと思います。
しかし、カラオケボックスがまだ今ほど普及していなかった時代は、カラオケといえばバーやスナックなどの飲食店で楽しむものでした。そして、その文化(?)は、今またじわじわと人気が高まっています。
飲食店を開業している人の中でカラオケの導入やカラオケレンタルを検討する人が増えているというのです。
飲食店でカラオケを導入するメリットとしては、単純に「歌う」という行為に対する楽しみが増えるという点があります。
それまでお酒やお料理を味わったり、顧客同士の会話を楽しんだりするというのが飲食店の楽しみですが、それに加えて「歌う」という楽しみが加わることは、飲食店の魅力アップにつながるだけでなく、お酒などドリンク系やおつまみの注文などが増える可能性も高くなります。
カラオケ利用にかかる費用
また、カラオケという娯楽は、その場を盛り上げる効果もありますよね。カラオケのある飲食店は、利用者が盛り上がれる飲食店ということになり、パーティーや宴会の需要が高くなることが予想されます。
カラオケのない飲食店を利用した場合には、食事の後の2次会にカラオケという流れになることも多いですが、はじめからカラオケがついている飲食店ならば、2次会を待たずして場を盛り上げることができるというわけです。
会話のネタが尽きた時でも、カラオケがあればなんとなく話ができますし、前もって何か出し物を用意しておく必要もないので、気軽なパーティー・宴会ができそうです。
ただし、飲食店にカラオケを導入する場合には、機材の導入費用のほかに楽曲配信料や著作権料などを支払う必要があります。
カラオケレンタルの場合は業者によってプランはまちまちですが、カラオケ設備の費用に加えて、楽曲配信料(月額10000円〜17000円程度)やJASRACへの著作権料(月額3500円〜16000円程度)などが必要です。また、ご近所への配慮から防音環境を整えたり、風俗営業などの許可申請も行う必要があります。